AIOサービスを比べるときは、料金より先に「毎月何が納品されるか」を見てください。AIOサービスは、計測ツール・診断コンサル・記事制作代行・運用代行の4つの型に分かれます。同じ「AIO対策」の看板でも、ある会社は数字を測るだけ、別の会社は記事を直すだけという違いがあります。

この記事は、AIO対策を外部に頼みたいが、各社のサービスの違いが分からず比較に迷っている中小企業の経営者・集客担当者向けです。

※ 2026年10月時点の情報です。

この記事でわかること

  • AIOサービスの4つの型と成果物の違い
  • 自社の状況に合う型の選び方
  • 比較で外しやすい5つの落とし穴
  • 契約前に各社へ聞く6つの質問
  • 外注しないほうがよい場合

料金の幅はAIO対策の相場は月数十万〜数百万円で整理しました。本記事は料金ではなく、サービスの中身の比べ方に絞って解説します。

AIOサービスは4つの型に分かれる

AIOサービスは、計測ツール・診断コンサル・記事制作代行・運用代行の4つの型に分かれます。

AIOサービスとは、Google AI OverviewやChatGPTなどのAI回答に自社の情報が引用されるよう、計測・診断・記事の改善を外部が担うサービスです。
AIOサービスの4つの型: 計測ツール、診断・コンサル、記事制作代行、運用代行
AIOサービスの4つの型

型1: 計測ツール。AIの回答に自社名やURLが出たかを測る道具です。直す作業は含まれません。

型2: 診断・コンサル。サイトを調べ、直す箇所を報告書で渡します。直す作業は社内に残ります。

型3: 記事制作代行。記事を書き直す、または新しく書きます。効いたかの計測は別料金のことが多い型です。

型4: 運用代行。測る・直す・報告するを毎月まとめて回します。社内に担当者を置けない会社向けの型です。

会社の紹介ページでは、どの型かが書かれていないことが多くあります。「AIO対策」「LLMO対策」という言葉だけでは型を判断できません。料金表の下にある「含まれる作業」の欄を読むと、どの型かが分かります。

契約した型と期待していた型がずれると、「何をしてもらっているのか分からない」という不満になります。比較の前に、自社がどの型を求めているかを決めておいてください。

4つの型を成果物で比較すると何が違うか

4つの型の違いは、毎月手元に残る成果物と、社内に残る作業の量で比べると分かります。

型 毎月の成果物 社内に残る作業 向いている会社
計測ツール 引用・表示の数字 原因の特定と修正の全部 直せる担当者がいる
診断・コンサル 改善点の報告書 修正と効果の確認 書ける人はいるが方針が無い
記事制作代行 書き直した記事 効果の確認と次の判断 計測は社内でできる
運用代行 修正済みの記事と月次の数字 一次情報の提供と確認 担当者を置けない

表の「社内に残る作業」が、比較で最も見落とされる列です。安い型ほど、社内の作業が増えます。

計測ツールの選び方はAIO対策の無料ツール6選にまとめています。まずは無料で測ってから型を決める進め方もあります。

どの型でも、一次情報だけは社内からしか出せません。GoogleのAI最適化ガイドは、効くものとして独自の視点・一般論に留まらない内容・クロールできることを挙げています。自社の数字や現場の経験を出してくれる会社の協力が、どの型でも前提になります。

自社に合う型はどれか?状況別の選び方

型は「社内に直す人がいるか」と「計測できる人がいるか」の2つで決まります。

社内の状況ごとに、合う型を分けると次のとおりです。

  • 直す人も計測する人もいる場合: 計測ツールだけで足ります
  • 書ける人はいるが、どこを直すか決められない場合: 診断・コンサル
  • 計測はできるが、書く時間が無い場合: 記事制作代行
  • どちらもいない場合: 運用代行

業種でも向きが変わります。クリニックや工務店は、院長や社長しか知らない情報が記事の核になります。こうした業種は、取材や聞き取りまで含む型を選ぶと一次情報が記事に入ります。

一方、BtoBで社内に広報担当がいる会社なら、診断だけ頼んで社内で直す形でも回ります。BtoB向けの選び方はBtoB向けAIO対策会社の選び方で解説しています。

型を組み合わせる選び方もあります。たとえば計測ツールを自社で入れ、記事の書き直しだけを代行に出す形です。この場合、ツールの数字を代行会社と共有する決まりを先に作ってください。共有しないと、直した記事が効いたかを誰も判断しません。

迷ったら、まず診断だけを単発で頼み、報告書を社内で直せるかを試すのも手です。直せなければ運用代行へ、直せれば計測ツールへ移れば無駄がありません。

自社にどの型が合うか、無料相談で現状から一緒に判断します。

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AIOサービス比較で外す5つの落とし穴

比較で最も多い失敗は、Googleが効かないと明言した施策を主な中身にしたサービスを選ぶことです。

比較で見る売り文句のNGとOK: llms.txtや構造化データをAI対策として売る・保証はNG、一次情報の追加・クロール確認・毎月の報告はOK
比較で見る売り文句のNGとOK

落とし穴1: llms.txtの設置を主な施策にしている。GoogleはAI最適化ガイドで、llms.txtを無視すると明言しています。設置しても害はありませんが、月額を払う理由にはなりません。

落とし穴2: 構造化データを「AI対策」として売っている。同じガイドで、構造化データはAI引用に必須ではないとされています。AI専用のスキーマもありません。リッチリザルトのための設定としては今も有効です。

落とし穴3: 引用や順位を保証している。引用するかどうかは、GoogleやChatGPTなど各AIの側が決めます。保証をうたう場合は、何を根拠に保証するのかを書面で確かめてください。

落とし穴4: AI向けのページを大量に作る。業種や地名を入れ替えただけのページを量産する手法は、Googleのスパムポリシーにある「大量生成されたコンテンツの不正使用」に当たるおそれがあります。

落とし穴5: 引用の回数しか報告しない。引用が増えても、問い合わせにつながらなければ売上は変わりません。表示・クリック・問い合わせまでを同じ形で報告するかを見てください。

注意: 「AIで記事を量産します」はNG
本数の多さを売りにする提案は、落とし穴4に当たりやすい形です。本数ではなく、1本ごとに何の一次情報が入るかを聞いてください。

AI検索への対応で抜けている箇所は、AI検索の対応度チェック(無料・30秒)で見られます。登録は要らず、結果はその場で出ます。

契約前に各社へ聞く6つの質問

複数社に同じ6つの質問を投げ、答えの具体性を比べると違いがはっきりします。

  1. 毎月、何が納品されますか(記事の本数・報告書・数字の種類)
  2. 直す作業は誰がしますか(御社か、当社か)
  3. 効いたかどうかを、何の数字で判断しますか
  4. 一次情報は、どうやって聞き取りますか
  5. AIクローラーが自社サイトに届いているかを確かめますか
  6. 合わなかった場合、何か月で解約できますか

答えを比べるときは、具体的な名詞と数字が出てくるかを見ます。答え方の目安を表にまとめました。

質問 信頼できる答えの例 注意したい答えの例
毎月の納品物 直した記事の一覧と、表示・クリックの推移 「総合的に対策します」
直す作業の担当 「当社が直し、確認だけお願いします」 担当が契約書に書かれていない
効果の判断 狙う語ごとの順位・表示・問い合わせ 「AIに引用された回数」だけ
一次情報の聞き取り 月1回の聞き取りや、質問票の送付 聞き取りの手順が無い
クローラーの確認 robots.txtと、サーバーの拒否記録を見る 「llms.txtを置けば大丈夫です」
解約の条件 最低期間と申し出の期限を書面で示す 「成果が出るまで続けてください」

右の列の答えが2つ以上返ってきた会社は、候補から外して構いません。逆に左の列に近い答えがそろう会社は、型が自社に合っていれば比べる価値があります。

質問2の答えは、型の見極めにも使えます。「直すのは御社です」と返ってきたら、その会社は診断の型です。運用代行のつもりで契約すると、報告書だけが毎月届く状態になります。

質問5は見落とされがちですが、重要度は高い項目です。CDNやセキュリティ設定で、AIのクローラーが知らないうちに止められていることがあります。届いていなければ、記事をどれだけ直しても引用されません。

当サイトは自社サイトをAIO対策の実験場にしており、主要なAIクローラー20種を許可したうえで計測しています(2026年8月時点)。確かめ方を具体的に答えられる会社は、実装の経験があると判断できます。

自分で進められる範囲の見極めはAIO対策は自分でできる?が参考になります。

当社のAIO運用で見えた、比較の判断材料

当社の契約実績では、2026年5月から9月までに契約したAIO運用15件のうち、3か月以内の解約は0件でした。

数字は自社の契約実績から出したものです。母数がまだ15件と小さいため、一般化はできません。

順位の動き方も記録しています。2026年5月にAIO運用を始めた10件のうち、6件が1か月以内、8件が2か月以内、10件が3か月以内に主要クエリの平均順位が開始時より上がりました。わずかな上昇も含みます(当社の一次データ)。

この数字から言える判断材料は1つです。効果を判断するには最低でも3か月を見込む必要があります。1か月で解約できる契約でも、1か月目の数字だけで判断すると早すぎます。

順位とクリックの関係も、自社3サイトで測っています。2026年6月23日〜9月20日の表示7,015回の集計では、クリック率は1〜3位で6.28%、4〜10位で1.02%、11〜20位で0.09%でした(検索順位ごとの実測クリック率)。

2ページ目のままでは、ほとんどクリックされません。AI Overviewに引用されるかどうかとは別に、通常の検索順位を上げる作業を含むサービスかも比較の軸になります。

当社の実測では、同じ4〜10位でも「meo診断」はクリック率4.2%、「口コミ 返信 例文 医療」は0.0%でした(直近28日・2026年10月時点)。狙う語の選び方まで相談に乗る会社かどうかも、成果を分けます。

外注しないほうがよい場合

自社の一次情報を出す時間が取れない時期は、どの型に頼んでも成果が出にくいため、外注を待ってください。

外注を見送ったほうがよいのは、次のような場合です。

  • 社長や院長が、聞き取りに月1時間も割けない
  • サイトの更新権限を外部に渡せない
  • 3か月未満で成果を判断しなければならない

外注で買えるのは作業の時間で、自社にしか無い情報は買えません。まずは計測ツールで現状を測り、どの語で表示されているかを知るところから始めても遅くありません。

全体の進め方はAIOのやり方|5ステップの実践手順で確認できます。依頼するか自社でやるかの判断軸はAIOコンサルティングとは?にもまとめました。

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よくある質問

AIOサービスにはどんな種類がありますか?

計測ツール・診断コンサル・記事制作代行・運用代行の4つの型に分かれ、成果物が違います。

AIOサービスを比較するとき最初に見る点は何ですか?

料金より、毎月何が納品されるかです。直す作業と計測の両方が入るかを確かめてください。

llms.txtの設置を売りにするサービスは避けるべきですか?

Googleは無視すると明言しています。それだけを主な施策にするサービスは選ばないでください。

AIに引用されることを保証するサービスはありますか?

引用は各AIが決めるため保証はできません。保証をうたう契約は根拠を確かめてください。

社内に担当者がいる場合はどの型が合いますか?

直す人が社内にいるなら、計測ツールか診断で足ります。直す人がいなければ運用代行です。

まとめ: AIOサービスは成果物と社内に残る作業で比べる

AIOサービスは、計測ツール・診断コンサル・記事制作代行・運用代行の4つの型に分かれます。比べるべきは料金ではなく、毎月の成果物と社内に残る作業です。

llms.txtの設置や構造化データを「AI対策」として売るサービス、引用を保証するサービスは避けてください。Googleが効くと明記しているのは、独自の視点とクロールできる状態です。

今日できる一歩は、気になる会社2〜3社に「契約前に聞く6つの質問」をそのまま送ることです。答えの具体性を並べるだけで、各社の違いが見えてきます。

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