整骨院の費用は、柔道整復師による治療目的の施術であれば医療費控除の対象です。健康維持や慰安が目的の施術、美容目的の自由診療は対象外になります。骨折や脱臼の施術は、応急処置を除いて医師の同意書が原則必要です。本記事では、対象になる条件と対象外になる3つのケース、確定申告での申請方法までG-ranが支援してきた整骨院・接骨院の実務を交えて解説します。
※ 2026年9月時点の情報です。医療費控除の制度内容は国税庁の公表情報にもとづきます。
この記事でわかること
- 整骨院の費用が医療費控除の対象になる条件
- 対象外になる3つのケース
- 医療費控除でいくら戻るかの計算方法
- 確定申告での申請の流れと費用ページへの書き方
整骨院の費用は医療費控除の対象になる?基本の判断基準
整骨院の費用は、治療を目的とした施術かどうかで医療費控除の対象・対象外が分かれます。
近い論点を医療機関のMEO対策で扱っています。
国税庁のタックスアンサーによると、柔道整復師による施術の対価は医療費控除の対象です。ただし、疲れを癒す・体調を整えるといった治療に直接関係のないものは含まれません。
私たちはG-ranの支援先から、「整骨院の費用は医療費控除の対象になるか」という質問を患者さんから受けたときの答え方について相談を受けることがあります。答えの軸は常に同じで、施術の目的が治療かどうかです。

対象になる条件は3つあります。1つ目は、健康維持や慰安ではなく治療のための施術であること。2つ目は、柔道整復師など国家資格を持つ施術者による施術であること。3つ目は、骨折・脱臼の施術は応急処置を除いて医師の同意書があることです。
保険が適用される施術と自由診療の違いは、整骨院の費用は保険でいくら?自己負担3割の目安と相場で詳しく解説しています。保険適用の有無と医療費控除の対象・対象外は、別の基準で判断される点に注意してください。
医療費控除の対象になる施術・対象外になる施術の違い
対象になるのは治療目的の施術で、対象外になるのは健康維持や美容目的の施術です。

国税庁の個別通達では、治療のためのマッサージ代やはり代は医療費控除の対象になる一方、健康維持のためのマッサージ代やはり代は対象外と示されています。整骨院の施術にも同じ考え方が当てはまります。
| 区分 | 対象になる例 | 対象外になる例 |
|---|---|---|
| 施術の目的 | ねんざ・打撲・肩こりの治療 | 疲労回復・リラクゼーション |
| 骨折・脱臼 | 医師の同意書がある施術 | 同意書のない継続施術 |
| 施術者 | 柔道整復師等の国家資格保有者 | 無資格の施術者 |
症状名が同じでも、目的が治療か健康維持かで判定が変わります。例えば、ぎっくり腰で来院した患者さんへの初回施術は治療目的です。症状が落ち着いた後の定期的な通院は、健康維持目的とみなされる場合があります。
窓口で施術目的を明確に説明できるようにしておくと、患者さんが確定申告で悩む場面を減らせます。院内の説明資料や費用ページに、対象・対象外の考え方を分けて記載するのが望ましい対応です。
骨盤矯正・自由診療メニューは医療費控除の対象になるか
骨盤矯正は、医師の同意があり治療目的と認められる場合に限り医療費控除の対象になります。
産後の骨盤の歪みによる腰痛など、明確な症状の治療として行う施術は対象になり得ます。一方、姿勢改善や美容目的の骨盤矯正は、多くの場合で対象外です。この線引きは、平均費用を扱った整骨院がAI検索に表示されない5つの理由で紹介した自由診療メニューにもそのまま当てはまります。
自由診療は院ごとに施術内容と目的の説明が異なります。患者さんに「これは対象になりますか」と聞かれたとき、院として一律に「対象です」「対象外です」と答えるのは避けてください。症状と施術内容によって判定が変わるためです。
私も取材の中で、産後骨盤矯正を受けた患者さんが確定申告の際に判断に迷った例を聞いたことがあります。事前に「治療目的か美容目的か」を院側から確認しておくと、患者さんが後で困らずに済みます。
医療費控除でいくら戻る?計算方法と対象になる金額
医療費控除の金額は、支払った医療費の合計額から保険金等と10万円を引いて算出します。
国税庁のタックスアンサーによると、計算式は「支払った医療費の合計額-保険金等で補填される金額-10万円」です。総所得金額等が200万円未満の人は、10万円ではなく総所得金額等の5%を差し引きます。控除額の上限は200万円です。
例えば、年間の整骨院の施術費が15万円で、保険金の補填がない場合、控除の対象額は5万円になります。所得が200万円未満で施術費が10万円の場合は、所得の5%を差し引いた額が対象額になります。判断の起点は、常に年間の合計額です。
自由診療分と保険施術分の両方を1年間分まとめて計算する必要があります。院ごとの領収書を分けて保管していないと、患者さんが集計の段階で手間取ります。費用ページや会計窓口で、年間の領収書をまとめて発行できることを案内しておくと親切です。
家族の医療費をまとめて申告するケースも多くあります。同居していない親族でも、生活費を送っている場合は対象に含められます。整骨院の施術費だけでなく、同じ年に支払った他の医療費と合算して10万円のラインを超えるかどうかを確認する患者さんも少なくありません。院として「他院・他科の医療費と合算できる」とひと言添えるだけで、患者さんの申告の手間を減らせます。
医療費控除の申請方法|確定申告での書き方3ステップ
医療費控除の申請は、明細書の作成・確定申告書への記入・提出の3ステップで進めます。

最初のステップは、1年間の領収書をもとに医療費控除の明細書を作成することです。国税庁の確定申告書等作成コーナーを使うと、金額を入力するだけで自動計算されます。次に、確定申告書の医療費控除欄に転記します。最後に、e-Taxでの電子申告か、印刷した書類の郵送で提出します。
領収書そのものを提出する必要はありませんが、自宅での5年間の保存義務があります。院側は、患者さんから求められたときにすぐ発行できるよう、施術記録を整理しておく必要があります。
交通事故によるけがで整骨院に通った場合、自賠責保険で補填された分は医療費控除の対象外です。自己負担が発生した分だけが対象になります。保険の種類ごとに扱いが変わる点は、患者さんへの説明でも誤解が生まれやすい箇所です。
ここまでの内容を、自社に当てはめて確認しませんか。
サイト無料採点(URL入力だけ) →読みながらでも1分で終わります
整骨院が費用ページで医療費控除を説明する際の注意点
費用ページで医療費控除に触れる場合、対象になる条件と対象外の例を分けて明記する必要があります。
症状や施術目的によって判定が分かれる制度です。院として断定的に「医療費控除の対象になります」と表記すると、後から患者さんとの認識にズレが生まれます。
集客の視点では、費用ページに医療費控除の説明があること自体が来院前の不安を減らす材料になります。ただし、税務の最終判断は患者さん自身が行うものです。院側は「一般的な基準」を示し、「詳細は税務署や税理士に確認してください」という一文を添えるのが安全な書き方です。
MEO・口コミ対策とあわせて費用の透明性を高める取り組みは、整骨院のMEO対策とは?でも触れています。費用ページの信頼性は、来院前の比較段階で口コミと同じくらい見られている情報です。
自社サイトの技術面が基準を満たしているかは、サイトの技術チェック(無料・URL入力だけ)で確かめられます。登録は不要で、その場で点数が出ます。
医療費控除に関するよくある失敗例
よくある失敗は、対象外の施術まで一括りに案内すること、領収書の発行体制が整っていないことの2つです。
自由診療メニューをすべて「医療費控除の対象」と案内してしまう院を見かけます。美容目的の施術まで含めると、患者さんが確定申告で否認されるリスクを負います。院として正確な線引きを説明できる体制が必要です。
もう一つの失敗は、年間の領収書をまとめて再発行できない体制です。患者さんから「1年分の領収書をまとめてほしい」と頼まれても、院内の記録が整理されていないと対応に時間がかかります。施術記録と会計データを連動させておくと、依頼への対応が早くなります。
自院の集客全体を見直したい場合は、整骨院の集客が伸びない原因とは?もあわせてご確認ください。費用の説明力は、新規患者の来院判断に直結する要素の一つです。
スタッフ間で説明内容がぶれるのも典型的な失敗です。受付担当と施術担当で答えが違うと、患者さんは院全体への信頼を下げてしまいます。院内の対応マニュアルに、対象・対象外の基準を1枚でまとめておくと、誰が対応しても同じ説明ができるようになります。
整骨院の費用・医療費控除情報をAI検索にも伝わりやすく書くコツ
医療費控除の説明は、対象・対象外・根拠となる出典を1つの文にまとめると、AI検索にも抜き出されやすくなります。
当社は自社サイトをAIO対策の実験場にしています。構造化データ・llms.txt・主要AIクローラー20種の許可を実装したうえで、引用状況を日次で計測しています。この知見から言えるのは、税制度のような正確性が問われる情報ほど、出典の明記が効果を持つという点です。
具体的には、「柔道整復師による治療目的の施術は医療費控除の対象です(出典: 国税庁)」のように、断定と出典を同じ文に置きます。あいまいな「場合があります」という表現だけで終わらせず、対象になる条件と対象外の例を並べて示してください。
当社の実測では、直近28日で312個の検索語からのべ2,157回表示され、7回のクリックがありました。数値と出典をセットにした構成が、表示回数につながっている実感があります。私たちは3つの自社メディアを運営し、記事からの問い合わせ導線を実際に運用しています。この構造は、整骨院の費用ページにもそのまま応用できます。
MEO運用サービス「G-ran」では、これまで通算3,200店舗以上を支援してきました。2020年3月の創業以来、大阪市東成区を拠点に、費用ページのような専門性の高い情報の見せ方を院ごとに整えてきた実績があります。
よくある質問
整骨院の費用は医療費控除の対象になりますか?
治療目的の施術なら対象です。健康維持や慰安が目的の施術は対象外になります。
骨盤矯正は医療費控除の対象になりますか?
医師の同意があり治療目的なら対象です。美容や姿勢改善目的の場合は対象外です。
医療費控除でいくら戻りますか?
支払った医療費から10万円(所得200万円未満は所得の5%)を引いた額が対象です。
医療費控除の申請に領収書は必要ですか?
明細書作成に使うため必要です。原本は自宅で5年間保存する義務があります。
整骨院の費用は確定申告のどこに書きますか?
医療費控除の明細書に記入し、確定申告書の医療費控除欄に転記します。
交通事故治療で整骨院に通った費用も対象ですか?
自己負担分があれば対象です。自賠責保険で全額補填された分は対象外です。
整骨院の費用ページに医療費控除の説明を載せてもいいですか?
載せられます。対象になる条件と対象外の例を分けて明記するのが適切です。
まとめ: 治療目的かどうかで対象・対象外が分かれる
整骨院の費用は、柔道整復師による治療目的の施術であれば医療費控除の対象です。健康維持や美容が目的の施術、同意書のない骨折・脱臼の継続施術は対象外になります。判定の軸は保険適用の有無ではなく、施術の目的です。
確定申告では、明細書の作成・確定申告書への記入・提出という3ステップで進みます。対象外の施術まで一律に「対象です」と案内することは避け、条件を分けて説明してください。
費用ページに医療費控除の説明を載せる場合は、対象・対象外の基準と出典を明記すると、患者さんの安心にもAI検索での引用にもつながります。自院の費用ページや集客全体の見直しを検討する場合は、無料相談で状況をお聞かせください。
AI検索時代の集客、プロに相談してみませんか?
AIO・LLMO・SEO・MEO集客支援の詳細を見る →無料相談・資料ダウンロードはリンク先から



