リフォームの集客代行は、何を任せるかを先に決めてから選ぶものです。任せられる範囲は、広告・検索・ポータル・反響対応の4種類に分かれます。施工事例と見積もりの項目は自社でそろえ、検索とAI検索の土台を代行に任せるのが基本の順番です。

施主は相見積もりを取り、AIにも業者の見分け方を聞いています。だから「どこに頼むか」より「何を頼むか」で成果が分かれます。

この記事は、ポータルサイトや紹介に頼った集客から抜け出したい、リフォーム会社・工務店の経営者向けです。

※ 2026年10月時点の情報です。

この記事でわかること

  • リフォームの集客代行で任せられる4つの種類
  • 代行を使うべき会社と、まだ待つべき会社の分かれ目
  • 任せる順番と、AI検索での見え方の確かめ方
  • 依頼前に代行会社へ聞く5つの質問

リフォームの集客代行とは?任せられる範囲は4種類

リフォームの集客代行は、広告・検索・ポータル・反響対応の4種類で、どこを任せるかで中身が全く違います。

リフォームの集客代行を広告・検索・ポータル・反響対応の4種類に分けた図
リフォームの集客代行とは、施主から問い合わせが届くまでの集客業務の一部または全部を、外部の会社に月額などで任せることです。

4種類の中身は次のとおりです。

種類 代行会社がすること 自社に残る作業 効き方
広告 リスティング・SNS広告の設定と運用 予算の決定 出稿中だけ効く
検索 SEO・AI検索の対策、記事と事例ページの作成 写真と工事条件の提供 積み上がる
ポータル 一括見積もりサイトの掲載と更新 見積もりの回答 掲載中だけ効く
反響対応 問い合わせの一次受付と追客 現地調査と提案 取りこぼしを減らす

表のうち、止めても残るのは検索だけです。広告とポータルは、費用を止めた月から反響も止まります。

AI検索とは、GoogleのAI OverviewやChatGPTが質問に答える形の検索です。答えの根拠として、事実を書いた会社のページが使われます。

代行に頼むべきリフォーム会社、自社で回すべき会社

代行を使うべきかは、反響の受け皿と施工事例の数で決まり、受け皿が無いうちは頼んでも成果になりません。

判断の分かれ目は次の3つです。

  • 反響が来ても現地調査に行けないなら、まだ頼まない
  • 施工事例が写真つきでそろっているなら、検索の代行から頼む
  • 事例が少なく今月の受注が足りないなら、広告の代行で急場をしのぐ

反対に、自社で回せる会社もあります。社内に毎月の事例を書ける人がいて、地域の工事に絞れているなら、代行は計測と助言だけで足ります。

任せる量は、社内の人手と事例の数を見て決めます。全部を任せる契約は、社内にノウハウが残らない点も考えに入れてください。

1つ目は見落とされがちです。反響が増えても職人の手が空かなければ、見積もりを出す前に施主は他社へ流れます。

施主側の事情も知っておく必要があります。リショップナビの成約データでは、相見積もりを取る施主は約70%、平均の見積もり社数は2.4社でした。

つまり問い合わせの時点で、施主は2〜3社を比べています。返事の遅い会社は、集客にいくら払っても比較の段階で外されます。

注意: 代行で増やせるのは問い合わせまで
現地調査の日程、見積もりの速さ、提案の中身は代行会社には担えません。受け入れの体制が先です。

リフォームの集客代行はどの順番で任せるか

任せる順番は、事例と見積もり項目の整理、検索とAI検索の土台、広告での補い、毎月の見直しの4段階です。

施工事例の整理から毎月の見直しまで、集客代行に任せる4段階の順番

1か月目は、自社で材料をそろえます。施工事例の写真、工事の場所、工期、使った建材、見積もりの項目名が材料です。

施主の不安はここに集まっています。住宅リフォーム推進協議会の2024年度の実態調査では、検討者の不安は「費用がかかる」39.3%、「施工が適正に行われるか」31.4%、「見積もりの相場や適正価格がわからない」30.5%の順でした。

1〜3か月目は、検索とAI検索の土台を代行に任せます。材料を、工事ごとの事例ページと、費用や工期の質問に答える記事に変える段階です。

3か月目以降は、検索で足りない分を広告で補います。最初から広告に予算を寄せると、止めた月に反響が消えます。

毎月の見直しでは、どの工事の問い合わせが増えたかを見ます。増えない工事は、事例を足すか任せる範囲を変えてください。

AI検索での見え方まで任せるとき何を確かめるか

AI検索まで任せるなら、代行会社が「AIに聞いて自社が出るか」を測って報告できるかを確かめます。

Googleは、AI Overviewに載るための特別な対策は不要だとしています。Google検索セントラルのAI機能の説明でも、通常のSEOの基本がそのまま当てはまると書かれています。

そのため「AI専用の設定を入れます」だけの提案は、中身を聞いてください。効くのは、施主の質問に答える事実がページにあることです。

リフォームでAIに聞かれやすいのは、業者の見分け方と費用の内訳です。訪問販売のトラブルが多い業種だからです。

リフォームオンラインの報道によると、国民生活センターに寄せられた訪問販売のリフォーム工事のトラブルは、2019年の8,007件から2022年に1万件を超えました。

施主は「信頼できる業者か」をAIに確かめてから問い合わせます。見積もりの内訳や保証の条件を書いた会社が、答えの候補に挙がります。

当社は自社サイトをAIO対策の実験場にしています。構造化データ・llms.txt・主要AIクローラー20種の許可を実装し、引用の状況を日次で計測しています。

その計測でも、順位・表示回数・クリックは別々に動きます。代行会社には、順位・表示回数・クリックを分けて報告できるかを聞いてください。

自社の見え方を自分で確かめる方法

代行会社の報告を待たずに、今日から自分で確かめられます。手順は3つです。

  1. ChatGPTやGoogleのAIモードに「◯◯市でリフォーム会社を選ぶときの注意点は?」と聞く
  2. 「◯◯市で水回りのリフォームが得意な会社は?」と、工事名を入れて聞き直す
  3. 答えに自社の名前やページが出るか、出た競合は何を書いているかを書き留める

競合が出て自社が出ない質問が、最初に手を付ける場所です。出た競合のページを開くと、費用の内訳や施工の条件を書いていることが多くあります。

同じ質問を毎月1回聞き、記録を残してください。代行会社に任せた後も、この記録が報告と合っているかの照らし合わせに使えます。

外壁塗装の場合の書き方は外壁塗装のAIO対策で、事例ごとに整理しています。

成果はどの数字で見るか

成果は、表示・クリック・問い合わせ・成約の4段階に分けて見ると、どこで止まっているかが分かります。

検索結果への表示からクリック、問い合わせ、成約へと絞られる4つの段階

段階を分けるのは、順位でクリックの数が大きく変わるからです。

セブンセンシズ株式会社が2026年6月23日〜9月20日に自社3サイトで集計した「検索順位ごとの実測クリック率」(表示7,015回)は、次のとおりでした。

平均掲載順位 クリック率
1〜3位 6.28%
4〜10位 1.02%
11〜20位 0.09%
21〜30位 0.16%
上の表の『クリック率』をグラフにしたもの1〜3位6.28%4〜10位1.02%11〜20位0.09%21〜30位0.16%
上の表の『クリック率』をグラフにしたもの

11位より下では、表示されてもほとんどクリックされません。「表示が増えた」という報告だけでは、問い合わせが増える根拠になりません。

同じ順位でも、語の性質で差が出ます。当サイトの実測では、同じ4〜10位でも「meo診断」はクリック率4.5%、「口コミ 返信 例文 医療」は0.0%でした(Search Console・直近28日、2026年10月時点)。

検索結果で答えが済む語は、上位でもクリックされません。リフォームなら「費用 相場」より「見積もり 内訳 確認」のように、比べる作業が残る語を先に狙います。

公開した記事が検索結果に出るまでの日数も見ておきます。同じ期間に自社3サイトで集計した372本では、公開0〜13日で表示が出た記事は58.9%、28〜41日では96.2%でした。

記事の評価は、公開から1か月以上たってから行います。2週間で「出ない」と判断すると、育つ前の記事を書き直すことになります。

リフォームの集客代行でよくある失敗と避け方

よくある失敗は、狙う工事・渡す材料・名義・任せる範囲の4つを決めないまま契約することから起きます。

記事の本数だけで契約するのはNGです。本数は増えても、自社の工事と関係の薄い記事では問い合わせになりません。

起きたこと 原因 避け方
記事は増えたが問い合わせが増えない 自社が受けない工事の語まで狙った 受けたい工事と対応エリアを最初に渡す
どこにでもある内容の記事が並んだ 施工事例や現場の話を渡していない 毎月、事例を2〜3件渡す
解約したら記事も計測も消えた サイトや計測の持ち主が代行会社だった 持ち主を自社にして契約する
広告を止めたら反響がゼロになった 広告だけを任せていた 検索の土台と並行して進める

2つ目の失敗は、現場の話を渡さず、代行会社だけで記事を書いたときに起きます。施主が知りたいのは、その会社が実際にどう工事したかです。現場の事実は、代行会社には作れません。

3つ目の失敗は、解約の時に初めて気づきます。ドメイン・サイト・Search Consoleの名義が代行会社だと、記事を残せず、過去の数字も見られません。契約書で名義を確かめるのは、最初の打ち合わせの段階です。

リフォームSEOとは?受注につながる5つの施策では、地域名と工事内容の組み合わせ方を詳しく扱っています。

自社サイトがAI検索にどこまで対応できているかは、AI検索の対応度チェック(無料・30秒)で確かめられます。登録なしで、その場で点数が表示されます。

依頼前に代行会社へ聞く5つの質問

依頼前は、狙う語・材料の分担・報告の中身・持ち主・解約の条件の5つを質問し、答えが具体的な会社を選びます。

質問 確かめること
どの検索語を、なぜ狙いますか 受けたい工事と対応エリアに合っているか
自社は何を渡せばよいですか 写真・工事条件の分担が決まっているか
毎月の報告には何が載りますか 表示・クリック・問い合わせが分けて載るか
記事とアカウントの持ち主は誰ですか 自社の名義か
解約したら何が残りますか 記事と計測データを引き継げるか

5つのうち、答えがあいまいな質問が2つ以上なら、契約は見送ってください。

選び方の考え方はAIO対策の代理店の選び方でも整理しています。費用の目安はAIO対策の費用相場を参考にしてください。

当社の運用も、この5つに答えられる形で組んでいます。2023年5月から2026年9月までに契約したSEO運用74件のうち、1年以内に解約したのは10件でした(継続率86.5%)。

2026年5月から9月までに契約したAIO運用15件では、3か月以内の解約は0件です。

SEO・AIO・LLMOの現状分析を無料で行います。

AI検索対策の無料相談

よくある質問

施工事例の写真や文章は自社で用意する必要がありますか?

写真と工事の条件は自社で用意します。文章に整える作業や見出しの設計は代行会社に任せられます。

集客代行に頼むと具体的に何をしてもらえますか?

狙う検索語の選定、記事と施工事例ページの作成、AI検索での見え方の計測、毎月の報告が中心です。

成果が見えるまでどのくらいかかりますか?

当社のAIO運用10件では、10件すべてが3か月以内に主要クエリの平均順位が開始時より上がりました。

集客代行が向かないのはどんな会社ですか?

職人の手が空かず、反響が増えても現地調査に行けない会社です。先に受け入れの体制を整えてください。

一括見積もりサイトをやめて代行に切り替えるべきですか?

すぐやめる必要はありません。自社サイトの反響が育つまで併用し、比率を見て掲載を減らしてください。

途中で自社運用に戻すことはできますか?

記事とアカウントの持ち主が自社なら戻せます。契約前に、解約後もデータが残るかを確かめてください。

まとめ: リフォームの集客代行は「何を任せるか」から決める

リフォームの集客代行は、4種類のうちどれを任せるかを決めてから選びます。止めても残るのは検索の土台だけで、材料になる施工事例は自社にしか出せません。

今日できる一歩は、直近の施工事例を3件選び、場所・工期・建材・見積もりの項目を1枚に書き出すことです。その1枚が、代行会社に渡す最初の材料になります。

当社のAIO運用を2026年5月に始めた10件では、6件が1か月以内、8件が2か月以内に主要クエリの平均順位が上がりました。何を任せるか迷う場合は、AI検索対策の無料相談で現状の整理からお手伝いします。

SEO・AIO・LLMOの現状分析を無料で行います。

AI検索対策の無料相談

家づくり・リフォームの相談先を探す人に、御社が見つかっているか一緒に確かめませんか?

工務店・リフォーム会社のSEO・AI検索対策を見る →

無料相談・資料ダウンロードはリンク先から