**税理士のSEOキーワードは、依頼先を探す語・条件で絞る語・状況の語・自分で調べる語の4つに分け、依頼に近い順に選びます。**アクセスが多い語から書くと、読まれても顧問の相談は増えません。

検索数より先に「その語で調べた人が、税理士に頼む人かどうか」を見てください。

この記事は、ホームページやブログからの顧問の相談を増やしたい税理士事務所の所長・集客担当者向けです。

※ 2026年10月時点の情報です。

この記事でわかること

  • 税理士事務所のSEOキーワードの4分類と、それぞれの依頼への近さ
  • 順位ごとのクリック率の実測から見た、狙う語の決め方
  • 事務所のタイプ別に、最初の1語を決める手順
  • キーワード選びでよくある失敗と、その避け方

税理士のSEOキーワードとは

税理士のSEOキーワードとは、顧問先になりうる人が税理士を探すときに入力する検索語のことです。

SEOキーワードとは、記事やページが検索結果に表示されるよう、1ページごとに狙いとして決める検索語です。1つのページには、主に狙う語を1つだけ決めます。

税理士事務所の場合、検索する人は大きく2種類に分かれます。1つは、税理士に頼むつもりで探している人です。もう1つは、自分で手続きを済ませるために調べている人です。

同じ「確定申告」を含む語でも、どちらの人が調べるかで結果は変わります。後者の人がいくら読んでも、顧問の相談にはなりません。キーワード選びは、前者の人が使う言葉を見つける作業です。

事務所のサイト全体の作り方は税理士のホームページ集客で扱っています。ここでは、1記事ごとに何の語を狙うかに絞ります。

依頼につながる語の4分類

税理士のSEOキーワードは、依頼先を探す語・条件で絞る語・状況の語・自分で調べる語の4つに分けられます。

税理士事務所のSEOキーワードの4分類: 依頼先を探す語、条件で絞る語、状況の語、自分で調べる語
税理士事務所のSEOキーワードの4分類(当メディア作成)

4つの違いを、例と依頼への近さで並べました。

分類 語の例 依頼への近さ 最初に書くか
依頼先を探す語 ◯◯市 税理士/相続税 税理士 ◯◯区 最も近い 書く
条件で絞る語 飲食店 税理士/クリニック 税理士 顧問 近い 書く
状況の語 税務調査 連絡が来た/法人成り タイミング 中間 2番目に書く
自分で調べる語 確定申告 やり方/インボイス とは 遠い 後回し

依頼先を探す語

地域名や税目と「税理士」を組み合わせた語です。調べた人は、すでに頼む先を探しています。ただし紹介サイトや大手事務所が上位を占めやすく、1ページ目に届くまで時間がかかります。

条件で絞る語

業種・会計ソフト・事業の段階で税理士を絞り込む語です。「飲食店 税理士」のように、自分の業種に詳しい人を探す人が使います。得意な業種がある事務所ほど、この分類で勝ちやすくなります。

状況の語

税務調査・相続・法人成りなど、自分では判断しにくい状況を表す語です。調べた時点では頼むか決めていません。ただ、読み進めるうちに専門家へ相談する理由が生まれます。

自分で調べる語

手続きのやり方や言葉の意味を知るための語です。国税庁や会計ソフトの会社が詳しい説明を出しており、AIの回答もよく表示されます。読まれても依頼にはつながりにくい分類です。

順位ごとのクリック率から見る、語の選び方

1ページ目の上位に届かない語は、表示されてもほとんどクリックされないため、届く見込みのある語を選びます。

当社の自社3サイトで、2026年6月23日〜9月20日に表示7,015回を集計しました。クリック率は1〜3位6.28%、4〜10位1.02%、11〜20位0.09%、21〜30位0.16%でした。

検索順位ごとの実測クリック率: 1〜3位6.28%、4〜10位1.02%、11〜20位0.09%、21〜30位0.16%
検索順位ごとの実測クリック率(当メディア作成)
順位の帯 クリック率
1〜3位 6.28%
4〜10位 1.02%
11〜20位 0.09%
21〜30位 0.16%
上の表の『クリック率』をグラフにしたもの1〜3位6.28%4〜10位1.02%11〜20位0.09%21〜30位0.16%
上の表の『クリック率』をグラフにしたもの

出典は、当社3サイトのSearch Console(query×page次元・90日分)です。表示30回未満の帯は除いています。

同じ1ページ目でも、3位以内と4〜10位では約6倍の差があります。2ページ目以降は、ほぼクリックされません。検索数が多くても、上位を紹介サイトが固めている語は届くまでが長くなります。

検索数が少なくても、上位に届く語のほうが問い合わせは生まれやすいものです。「飲食店 税理士 ◯◯市」のように条件を足した語は、検索数は減りますが届く見込みが上がります。

AIの回答で済む語を見分ける

質問の形をした語はAIの回答が出やすく、答えが1つにまとまる語ほどクリックされにくくなります。

2026年の学術調査(arXiv 2605.14021)は、55,393件の検索を40日間調べました。AI Overviewが出た割合は全体で13.7%、質問形の検索では64.7%でした。

当サイトでも同じ傾向が出ています。当サイト(AI集客ラボ)の「aio対策 費用」は、平均5.7位で52回表示され、クリックは0回でした。数字は自社サイトのSearch Console実測です(直近28日・2026年10月時点)。検索結果の時点で答えが済む語だと考えられます。

税理士の語に当てはめると、「インボイス とは」「確定申告 期限」は答えが1行で済みます。一方、「税務調査 連絡が来た 個人事業主」は事情によって答えが変わります。事情で答えが分かれる語ほど、記事を開いて読む理由が残ります。

AIに引用されやすい書き方は税理士法人のAIO対策で、クリックが減る語の見分け方はAIO対策とCTRの関係で解説しています。

事務所のタイプ別:最初の1語の決め方

最初の1語は、得意な業種があるか・相続を扱うか・地域でどこまで知られているかで決まります。

自事務所に近い行を選んでください。

事務所のタイプ 最初に狙う分類 語の例
特定の業種の顧問先が多い 条件で絞る語 歯科医院 税理士 顧問
相続・事業承継を扱う 状況の語 相続税 申告 期限 間に合わない
開業して間もない個人事務所 条件で絞る語 開業 1年目 税理士 個人事業主
地域で長く知られている 依頼先を探す語 ◯◯市 税理士 法人

**得意な業種があるなら、地域名の語より先に業種の語を書いてください。**地域名の語は紹介サイトと競う必要があります。業種の語なら、その業種の事情を書けるだけで差が出ます。

相続を扱う事務所は、状況の語から入るのが近道です。相続は期限が決まっており、困った時点で検索されます。

顧問の受け入れ枠が埋まっているなら、今はキーワードを増やさないでください。相談を受けきれず、断る手間だけが増えます。社名と所在地の表記をそろえる作業だけ、先に済ませておきます。

最初の1語を決めるまでの手順

手順は、今出ている検索語を書き出し、4分類に振り分け、依頼に近い語から1語1記事を決める流れです。

最初の1語を決めるまでの流れ: 1日目に今出ている検索語を書き出す、1週目に4分類に振り分ける、1か月目に依頼に近い語から1語1記事を決める、3か月後に順位と問い合わせで見直す
最初の1語を決めるまでの流れ(当メディア作成)

1日目は、今出ている検索語を書き出します。Search Consoleの検索パフォーマンスで「クエリ」を選ぶと、検索語ごとの表示回数・クリック数・掲載順位が出ます。

1週目は、書き出した語を4分類に振り分けます。迷った語は「この語で調べた人は税理士に頼むか」で決めてください。

たとえば次のように振り分けます。語の例は説明のためのもので、実際の検索数ではありません。

書き出した語 振り分け 判断の理由
個人事業主 記帳 やり方 自分で調べる語 自分で記帳を済ませたい人が使う
記帳 間に合わない 確定申告 状況の語 期限が迫り、頼む先を探し始めている
美容室 税理士 顧問料 条件で絞る語 業種で絞り、費用まで比べている
◯◯区 税理士 相談 依頼先を探す語 地域で相談先を探している

同じ「記帳」を含む語でも、状況を表す言葉が付くと分類が変わります。語の頭ではなく、後ろに付く言葉で判断するのがこつです。

1か月目は、依頼に近い語から順に、1語につき1記事を割り当てます。**似た語を2本の記事で狙うと、どちらも上がりにくくなります。**語順や助詞が違うだけの語は、同じ1語として扱います。

3か月後は、順位と問い合わせを照らし合わせます。問い合わせフォームに「何で知ったか」の欄があると、どの記事から来たかを確かめやすくなります。

記事のテーマの立て方は税理士のブログ集客で解説しています。

税理士のキーワード選びでよくある失敗

多い失敗は、検索数の多い「自分で調べる語」から書き始め、読まれても相談が来ない状態になることです。

失敗1:確定申告の手順記事から書き始める

起きること:アクセスは増えたのに、顧問の相談が1件も来ません。

原因:「確定申告 やり方」で調べる人は、自分で申告を済ませたい人です。国税庁の確定申告特集が手順を詳しく案内しており、順位でも競いにくい語です。

避け方:同じ確定申告でも「確定申告 間に合わない 税理士」のように、頼む状況を含む語に変えます。

失敗2:地域名の語だけを狙う

起きること:何か月書いても、紹介サイトの下から上がりません。

原因:「◯◯市 税理士」は、多くの事務所を載せた紹介サイトが上位に並びやすい語です。

避け方:「◯◯市 税理士 飲食店」のように業種や状況を足し、比べる相手を減らします。

失敗3:言葉だけを並べた記事にする

起きること:狙う語で表示されても、読まれずに戻られます。

原因:どの事務所でも書ける一般論で、その事務所に頼む理由が書かれていません。

避け方:扱ってきた業種、よく受ける相談、対応の順番など、自事務所の事実を必ず1つ入れます。広告で書けない表現は士業のSEOで整理しています。

私たちがキーワード選びを相談されたとき、最初に見るのは検索数ではありません。今出ている検索語のうち、依頼に近い語がどれだけあるかです。当サイト自身も、直近28日で680個の検索語からのべ4,709回表示され、クリックは15回でした。表示の多さと問い合わせの多さは、別の数字として見る必要があると実感しています。

語を選んでも、サイトが検索エンジンに読まれていなければ表示されません。読まれる状態かは、サイトの技術チェック(無料・URL入力だけ)で見られます。登録は要らず、結果はその場で出ます。

キーワード選びを外部に任せるときの見方

外部に任せるなら、検索数だけでなく依頼への近さで語を並べ、公開後に問い合わせと照らし合わせてくれるかを確かめます。

自分で選べるのは、書き出しと振り分けまでです。食い合う語の整理や、上位に届く見込みの判定は手間がかかります。月に数本以上書くなら、ここを任せる価値があります。

当社は2023年5月から2026年9月までに、SEO運用を74件ご契約いただきました。そのうち1年以内に解約したのは10件です(継続率86.5%)。キーワードを依頼への近さで並べ、3か月ごとに問い合わせと照らす進め方を続けています。

AIの回答に使われる語の選び方まで含めるなら、AIO対策のキーワード選定もあわせて確認してください。自社サイトの現状は、AI検索の対応度チェック(無料・30秒)で確かめられます。

SEO・AIO・LLMOの現状分析を無料で行います。

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よくある質問

税理士事務所のSEOキーワードは自分で選べますか?

選べます。Search Consoleで今出ている検索語を書き出し、4分類に振り分ければ最初の1語は決まります。

SEO会社に頼むと、キーワード選びで何をしてもらえますか?

検索語の書き出しと分類、食い合う語の整理、書く順番の決定、公開後の順位と問い合わせの照合までです。

キーワードを決めてから変化が見えるまでどのくらいですか?

当社は3か月単位で判断しています。1か月目は表示回数、3か月目に順位と問い合わせを見ます。

「確定申告 やり方」のような語は書かないほうがよいですか?

最初の1語には向きません。依頼先を探す語の記事がそろってから、補助の記事として書くのが順番です。

SEOのキーワード選びに手をかけなくてよい事務所はありますか?

顧問の受け入れ枠が埋まっている事務所です。その間は社名と所在地の表記をそろえるだけで足ります。

地域名の語だけで集客できますか?

紹介サイトが上位を占める地域では届きにくいため、業種や状況の語と組み合わせて書きます。

まとめ: 税理士のSEOキーワードは「頼む人の言葉」から

税理士のSEOキーワードは、検索数ではなく依頼への近さで選びます。依頼先を探す語・条件で絞る語・状況の語・自分で調べる語の4分類のうち、上の3つから書き始めてください。

今日できる一歩は、Search Consoleで今出ている検索語を20個書き出すことです。そのうち「調べた人が税理士に頼むか」に○が付く語を1つ選び、最初の記事の狙う語にします。

選んだ語で書き進めるか迷う場合は、SEO・AIO・LLMOの無料相談で現状の整理からお手伝いします。

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